『架空請求メール』 携帯電話に身に覚えのない請求メールが・・
●手口の特徴
携帯電話に「有料動画の料金が支払われていない。このまま放置すると訴訟をする。連絡先・・・」などと書かれたSMS(ショート)メールが送られてきます。身に覚えがなく架空請求だと頭では理解できていても、訴訟するなどと書かれていれば不安感から、確かめようと相手方に電話をかけてしまうのが心理です。騙す側はその連絡を待ち、かけてきた相手に金銭を要求してきます。最近は振り込みではなく、大手通販サイトのギフト券をコンビニで購入させ、その番号を知らせるなどの新たな手法を用いてきます。
SMSメール:携帯電話の番号に送られてくる短いメールです。
●心理の悪用
訴訟や裁判という言葉を使い、不安や恐怖といった感情を掻き立てる恐怖喚起コミュニケーションの手法です。訴訟とか法的手段などと書かれていると、悪いことはしていなくても警察のパトカーや警官を見た時の「はっ!」とした気持ちを抱くのと同じで不安になります。そして、不安を払拭するために相手方に連絡をしてしまいます。これが詐欺業者が仕掛けてくる罠なのです。かけると、嘘の説明や恫喝などで現金の振込、あるいは電子マネーの購入等を要求してきます。
無視をして関わらないのが一番の対処法 ですが、なかなかそう簡単ではありません。 契約した覚えもなく請求明細もなければ架空請求です。またご自身から連絡し伝えない限り、相手方が個人を特定することはできません。送られてきたメールは、受信拒否の設定をしておきましょう。電話をしてしまった場合も同じです。契約している携帯電話会社に拒否設定の方法を確認してください。