『床下換気扇等の設置』 必要な工事ですか?

●手口の特徴
無料点検と言って床下を調べ、「湿っている、カビている」「このままだと大変なことになる」などと不安感をあおって、床下に換気扇や調湿剤などを取付ける高額な契約を勧めてきます。換気扇や調湿剤以外にも、シロアリ駆除費用や補強のための金具を取り付けさせたり、水道水に錆が入っていると言って高額の浄水器を売り付けたり、配管工事等々、様々な名目で契約を迫ってきます。まず無料点検と言って安心させ、次に不安感を煽るトーク、そして契約、現金での支払いを要求してくるといった流れです。

●心理の悪用
悪質リフォームの勧誘は、屋根や床下など本人が見れない箇所について、不安感をあおる説明をしてきます。次に「今しないと大変なことになる」と言った、選択の余地を与えないで自由を制限したり脅かす説得テクニックを用いてきます。このような手法で勧誘されると「心理的リアクタンス」という妨害に反発する心理が働きます。自由な選択が制限されたり脅かされると、その自由を回復しようとそれに結ぶつく物やサービスを欲するというものです。また無料点検は、恩をきせ借りをつくらせる返報性の法則も関わってきます

屋根リフォーム工事同様に、その場で契約をしたり現金を支払わないことです。 契約を交わした場合でも代金を支払うのは後日にして、担当者の連絡先を必ず聞いておきます。そして、消費生活センターに相談してください。訪問販売であればクーリングオフができますので、契約してから8日以内にハガキで通知を出しましょう!設置された後でも8日以内であればクーリングオフができます。この場合、工事業者は原状回復をしなければなりません。