『屋根リフォーム工事』 無料点検や保険金が使えるという勧誘には注意!
●手口の特徴
「無料で点検します」と言って屋根に上がり、「瓦が剥がれている」「雨漏りする前に直さないと大変なことになる」などと説明し、高額の契約をさせる手口です。剥がれている嘘の写真を見せたり、契約して直ぐに現金を支払わせようと銀行まで同行する業者もいます。その他にも「火災保険で修理ができます」「保険金を使えば負担はゼロです」などと言って契約を勧めてきますが、実際には負担が発生してトラブルになるなど注意が必要です。不必要な工事、暴利な金額、すぐに現金を要求する業者との契約をしてはいけません
●心理の悪用
「無料」を強調して勧誘し最終的には高額の契約をさせる手法は、 要求額を徐々に上げていく説得的コミュニケーションの「フット・イン・ザ・ドア」のテクニックや返報性の法則も関わっています。また「今しないと大変なことになる」と言った、選択の余地を与えないで自由を制限したり脅かす説得テクニックは、「心理的リアクタンス」という心理を利用するものです。自由な選択が制限されたり脅かされると、その自由を回復しようとそれに結ぶつく物やサービスを欲するという特性を悪用する手法です。
勧誘があってもその場で契約したり、現金を支払ったりしないことです。 見積書を無料でチェックしてくれるリフォーム専門機関の利用をお勧めします。住まいるダイヤルでは、契約前であれば1級建築士さんによる無料の見積チェックサービスを行っています。また、「保険金が使える」という勧誘を受けたら、契約する前にご自身が加入されている損害保険会社やその代理店に相談してください。